三丁目の夕日2006/01/23 23:59

公開から既に2ヶ月半余り。新作と掛け替え間近の本作。
原作の西岸良平さんの絵柄が好みではないのと、
どうせ昭和の薫りのする日本映画だろうと観る気が
なかったのですが、某所の映画評で良い点をつけていたのと、
おそらく自宅から一番近いシネコンへレイトショーを観に行ったら、
たまたま時間帯がぴったりだったので観てみることに。

・・・。良いなぁ。
正直、作品中で描かれている三丁目の風景は、かなり無理しないと
馴染みのある風景とは言えない位、隔世の感があるのですが、
それでもごくごく幼い頃の記憶を呼び起こしてしまいそうな
「いなたい」情景と、思わずうるっと来てしまいそうな
ストーリー。
戦後の復興期から高度成長期に向かう途中の、便利ではないけれど
心の豊かな日々を送っていた時代をVFX映像を駆使し
良く描いていると思いました。
これは、実際昭和30年代を生きた方々にとっては
たまらないでしょうね。

そんななか、某社長逮捕。
株も管理ポスト割り当てで船頭不在とは
「お取りつぶし」とは当にこういう状態のコトを
言うんだろうなぁと。
こういうときに、いかにも読者が偏見を持つような
ライターの主観丸出しの公平さに欠ける記事を
連発しているY売新聞は・・・まぁ、トップを筆頭に社全体が
そういう低俗な会社だと宣伝しているようなモノですが。
プロ野球問題で散々叩かれても微塵も己の姿勢を省みる
ことがなかったみたいなので、彼らの瞳には仕返しの好機としか
写っていないんでしょうね。
こういう会社の新聞だとか交響楽団の音楽だとかは
いくら読みやすいとか素晴らしい演奏だと言われても
読んだり聴いたりする気にはなれないなぁ。
Homepage : http://www.ne.jp/asahi/eternal/delivery/index.htm