海百山百譚

「昭和63年7月24日」
今週、突如お亡くなりになってしまった掛け時計。
最初は、いつものように（電池が切れたか？）と
思って電池を替えてみるもののウンともスンとも言わず。

裏に貼ってあるラベルにご丁寧に当時のDeliveryが
この時計を買った日を書いておりました。
『大きなのっぽの○時計』程ではないですが、
１８年休まずにチクタク・・・
今はもう動かない・・・時計。
ってな感じで、本当にお疲れ様。
シンプルな時計ですが夜でも時刻が分かるように
蛍光シールを貼ったりして愛用してきただけに残念。
日常、結構いろんなものを買っていますが、基本的には
使えるものは寿命が来るまで使い倒す主義。
なので、現役の持ち物でかなりの古株になるモノに
先立たれると否応なしに時の流れを感じます。

あんまり永くつきあっているので
特に存在を意識していなかったのですが、
ここ数日、時計を外してしまったのに
時計が掛かっていた柱を一日に何度か
見てしまい、無い事に気づかされたり。

更なる１８年に向け、新しい時計を買って同じ位置へ
掛けたのですが、今度の時計は『電波時計』。
秒針はコチコチではなく、なめらかに動き、
標準電波を捉えて常に正確な時間を刻み、
夜になると自動発光して時を知らせてくれる優れもの。
電池を入れると勝手に針が行ったり来たりして
あっという間に正しい時刻を示す様を眺めると
時とともに世の中進歩してるんだなぁと感心します。

１８年後とか想像すると眩暈がしそうなお年頃ですが、
良い時を共有していければ好いかなぁと。