ダ・ヴィンチ・コード2006/05/30 02:36

そろそろ、封切り直後の混雑も一段落したかなぁ、
ということで、レイトショーで見に行く。

一定期間中、優待も使えないという強気の姿勢に
人気の程が伺える。・・・が、流石に月曜のレイトショー
とあって、そこそこの入り。(それでも人多かったが。)

これまた、原作を読んだことなし。予備知識ゼロ。

以下、ネタばれ注意。










面白かったです。
参加型の謎解きではなかったですが、飽きのこない
展開で最後まで楽しめました。
この作品を面白いと感じるには、幾つかの条件が
あるような気がします。Deliveryは運良く条件に合致
したのではないかと。

1.キリスト教・その他の信者ではないこと。
2.世界史についての知識があんまりないこと。
3.劇中に見知った場所が幾つかあったこと。
4.ダ・ヴィンチの功績を神聖化していること。

1は、この映画を見るには必須かも知れません。
キリスト教だけに限ったことではないですが、
己の心の安らぎを得るために盲信するものがある人は
例えそれがフィクションであろうとなかろうと、
この手の作品は排斥しようとするのではないかと。
事実、キリスト教信者の多い国では、上映禁止だとか
最初にフィクションであることを断れだとか、
最後の10分あまりをカットしろだとか言っている
ようですし。
(最後の10分をカットしたら作品そのもの
の意味がなくなるだろうことを分かってる?
私は一番最後に「この作品はフィクションで…」とか
字幕が入った時点で結構萎えた位なのに)

クライマックス付近で主人公が口にする
「奇跡を起こすのは人間であってはならないのか?」
という台詞が言い得て妙。

Deliveryとしては、作品中頃に出てきた
「神は人殺しを決して許しはしない」
という台詞を多くの宗教家に対して言い聞かせたいところ。

かといって、宗教に対して嫌悪感があるかというと
そうでもなく、自分が信じるかは別としてそれだけの
人を動かして歴史を作る要素として興味深いとは
思っています。

2は、まぁ、宗教含め、西洋史に詳しい方だと
いろいろもの申したい部分もあるかなぁと。
高校の頃、歴史を選択しなかったので所々導入される
史実にあまりピンとこないのがかえって良かったのかも。

3は、パリを中心とした(特にルーブル美術館)舞台に
「おぉ?あそこにそんなものが?」と思ったり、この司教
怪我してるのにずいぶん館内歩き回ってるなとか
思ったり。

4は、ダ・ヴィンチに限らずニュートン他の、こういう
時代背景にありながら宗教と違った揺るぎないものを
見つけて世に知らしめた功績を神懸かり的に賞賛して
いるあたりが、無理なく話を楽しめる要素かと。

久々、話題作だということで期待したのを裏切られ
なかった。原作も機会があれば読んでみたい気がした。
Homepage : http://www.ne.jp/asahi/eternal/delivery/index.htm