A.I. ― 2001/07/07 00:00
スティーブン・スピルバーグ新作映画「A.I.」を観てきました。
「ジュラシック・パーク」とかには全然惹かれるものがなくて 結局観ていないんだけれども、今回は久々に観てみたいと思った。 場所は近所の映画館。 近所に映画館があるっていうのも、生まれ育った環境からすると 贅沢な話だが、(私の田舎はバスで1時間弱揺られたところにしか 映画館がなかった。)まあ、そう度々見に行くってものでもないので 今回その映画館へ行ったのは初めてなのだった。
都市型?の映画館でデパートなんぞの上階に幾つかのシアターが まとまっているのだが、想像以上に小さい。 これは下手に休日に来ようものなら立ち見か、順番待ち必須だろう。 幸い平日の昼間だけあって10名ぐらいしか客がいなかった。
さて、「A.I.」だ。 題材はその名の通り人工知能(Artificial Intelligence)。 テーマもその名の通り「愛」・・・いや、これはただの偶然だ。 この作品を見て私がまず思ったのは、数少ない私が観た映画のなかで 「Always」に似ているな、ということ。 ドタバタとロマンスと正義がごった煮になったような洋画が多い中、 淡々とストーリーを語っていく手法が似ている。 「A.I.」には派手な演出はあまりない。随所に邦画だと無理だろう という演出は惜しげもなく詰められているが。
舞台は未来(近未来っぽく感じる) かつての大都市は温暖化の影響で海に沈み、 様々な用途にA.I.を持つロボットがあてられ、 今ここに「愛」をプログラムされたロボットが試作され モニターには、難病の息子を持つ職員夫婦が選ばれた。
って感じで話は始まるんですが、んー、ネタバレせずに解説 ってのは難しいですね。
プログラムに主演の一人、ジュード・ロウのコメントが載って いるんだけれど、その中の一文「僕たちは人間として自分たちが 作ったものの責任はきちんと取らねばならない」 というのが、おそらく一番よくこの作品を表していると思う。
で、この映画を撮ったり観たりする崇高な方々と違うDeliveryは マルチの事を考えたりした。 A.I.を持つロボットと人間の関係をずーっっっと考えて 考えるのを止めないと行き着くあたりがこの映画だと思うんだけど、 同じ事があのマルチにも当てはまると思うと、やっぱりなんだか せつないのであった。 さて、この感情は、真実なのか、それとも偽りなのか・・・。
キリンクラシックラガー ― 2001/07/10 00:00
久々にビール飲んで美味しいなと思った。 まあ、風呂上がりに飲むビールは何でも美味しいんですけどね。 最近は「生」ビールばっかりで非加熱製法以外のビールの方が 珍しいですが、これはなんて言うんでしょう、懐かしい味。 工房(^^;の頃、おやじが美味そうに飲んでるのを見て、 「お前も飲むか」といわれて初めて飲んだときのような、 横からおかんが怖い顔で見て「一杯だけにしておきなさい」 と言った当時を思い出すような感じ。 キリンのラベルも、ずーっと昔、まだビールなんて飲もうとも 思わなかった、大人達が開けた瓶の王冠の裏のコルクを 眺めていた頃のような・・・とにかく懐かしい感じ。 こういうのがドライとか発泡酒におされてるかと思うと残念。
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