ヨーロッパ周遊・102001/03/13 12:00

"10日目"
パリ終日自由行動

☆やっぱりオプショナル☆
左手奥、結構大きいです。
 旅の前半の目的地は結構ガイドブック等でチェックしていたものの、最終地パリとなるとどこを見たものやら?
 結局終日自由行動なのだが、午前中はオプショナルツアーを入れることに。
 目指すはヴェルサイユ宮殿。
前夜のお酒が残ってちょっと二日酔い。うー、バス移動が辛そう。(一緒に飲んだ方はツアー申し込みしてなかったらしい。)

 道中、ダイアナ妃が事故にあったトンネルを通って、現地ガイドさんのジョークを交えた案内を聞きつつ宮殿へ。
 現地について、「あの左手の建物なんですか?」と聞いたら「あれは馬小屋です。」

 冗談かと思ったら本当らしい。(写真左手)


☆パンがなければケーキを食べればいいのに☆
ヴェルサイユ宮殿正面
 マリー・アントワネットの有名な話ですが、そう言っても仕方ないかな、と思える大宮殿。
 贅沢の極みですねぇ・・・、と思いながら宮殿内入場を待つ間、裏手に回ると・・・。


地平線の見える庭
フランス式庭園。大きすぎる・・・。
 日本の庭ってのもDelivery的には非常に好きで、狭い庭を広く見せる「借景」という技法があるのだが・・・。
 この庭、全部自分の庭。地平線の見える庭ってのは始めて見ました。
 宮殿内の鏡の回廊からこの庭に落ちていく夕日を眺める。
スケールがでかいというか・・・。


☆異臭☆
宮殿の裏手(庭園側)
 この庭が見える裏手に回ってくる前から、妙に生臭い臭いが立ちこめる。
 「雨が降ったからかな?」とかツアー参加者と話していたのだが・・・。上の庭の写真の手前、宮殿との間に左右大きな池がある。
 そこの水が抜かれて、どうやら藻を落とす作業中だったらしく、二日酔いでなくても気分が悪くなるぐらい強烈な青臭さ。

「先生、もう僕の事なんてほっといてよ!」
「山田。どんなに完璧な人間だって失敗の一つや二つするもんさ。」
「でも、チームのみんなにどんな顔して・・・あったらいいの。」
「・・・・・ふっ。心配するな。ほら?」
「やー・まー・だーっ!」
「山田先輩っ!」
「山田くん・・・?」
「キャ、キャプテン!?みんなっ!」
「さあ、山田!次の試合に向けた戦いはもう始まってるんだゾ」
「は・・・・、はいっ!・・・・みんな、あの・・・。」

 その青臭さと違うっ。へ(ーー#


☆超豪華な内装と鏡の間☆
鏡の回廊(ガイドパンフレットより)
 部屋を一室一室辿りながら着いたところが、鏡の回廊。
回廊っていうより舞踏会の会場という感じ。華やか・・・。


☆修学旅行?☆
 ヴェルサイユ宮殿で見かけたひときわ目立つ服装の数名。
どう見ても日本の学校の制服(ブレザー)。
 んー、こんな遠くに来てまで制服着ることなんかないのに・・・。
 人数はそれほど多くなかったけど、やっぱり修学旅行なんだろうか?パリまで来るとはリッチな学校もあるんだなぁ・・・。
 Deliveryの学校の修学旅行といったら・・・(ーー;


☆パリ市内に戻って☆
凱旋門。近くで見るとでかい。
 オペラ座の近く「パリ三越」前で午前中の観光終了。
三越で免税の案内を聞くものの、買い物なんてする気なしなので(笑)速攻町中へ出ていく。
 昨日車上からしか見れなかったシャンゼリゼ大通りと凱旋門を目指す。


違うよぉ~
 パリは、それまでのスイスに比べると治安がよろしくないらしい。日本人は特にスリに狙われやすいそうなので、単独市内散策となれば気を抜かず荷物はしっかり持って、周囲に目を配って。。
 コートで風を切りポケットに片手を突っ込んで颯爽と歩く姿は、どう見ても粋なパリっ子の一人に見える・・・と思っていたのだが。

 シャンゼリゼまであと少し、という人通りの疎らな路地で事件は起こった

 路地ですれ違った向こうも観光客らしきブロンドの女性。
Deliveryとすれ違ったすぐ後に後ろで彼女の声が聞こえる。

 "Oh! Japanese Mafia!"(オー、ジャパニーズフィアー!

 な、なんですとーっ!!

 日本のマフィアって、「ヤ○ザ」のこと?
違うよぉー、と呼び止めて訂正したいところだったが、相手がヤク○に絡まれた、と勘違いされたら大変なことになるかもしれないので、聞こえないフリ。
 そんなに目つきがやばかったのか?なんでー?


☆シャンゼリゼ通りを抜けて☆
シャンゼリゼ大通り
 噂に聞くシャンゼリゼ大通り。遠くに凱旋門が見える。
ここは、車がバンバン走っていて真ん中から写真を撮る時も結構怖い。横の広い歩道は観光客・パリの人で賑わってました。


☆オー。パリジェンヌ☆
 シャンゼリゼ通りを凱旋門へ向けて歩いていると、前を颯爽と歩く、所謂パリジェンヌ。
 背も高くスラッとしていて、いかにも・・・と、その背中で視線が止まる。
 黄色いリュック・・・。ピカチュウではないですかー(笑)

(凱旋門を見た後、CD・DVD・ゲームを扱ったお店に寄ったのだが、ことゲームに関しては、PS2、サターン、64、ゲームボーイカラーと、日本のメーカーで占領されていた。それでポケモンですか。納得。)


☆凱旋門が目の前なのに☆
事故現場(ぉぃ)
 やーっと歩いて凱旋門の前までやってきた・・・と思ったら、みんなあらぬ方向(地下道がある方)を向いている。
 何だろ?と思ったら、事故でした。
なんかトンネルの高さよりも車高の高い車が突っ込んだらしく。
 被害があったのは荷台だけみたいだったけど。


☆凱旋門を登って登って☆
ホントに目が回る螺旋階段
 パリの凱旋門、登れます。螺旋階段を延々と登り続けると門の上へ。
 ここを中心に放射状に12本(?)の通りが延びていてパリ市内も一望出来ます。
凱旋門の上から見たパリの街並
 凱旋門の周りはロータリーになっていて、門のある中心までは地下通路を通って行きます(チケット売場も地下にある)。
 体力がある方は是非。門の上からの眺めは素晴らしいです。


☆旅行中一番の美食☆
 凱旋門の上で偶然昨夜酒盛り(笑)した人と会う。
その後は中心街に戻って買い物をしつつ(パリ最大のデパート、ギャラリー・ラファイエットに行ったりした。ルイ・ヴィトンのお店は行列が・・・)
 今日の夕食は、という話に。パリには和・中華料理店が多くあるらしい。

 日本食も恋しいことだし、と入ったのが、その名も「サッポロ・ラーメン」
 「いらっしゃいませ」 おー、日本語だ。店内も日本人客ばかり。

 Deliveryはネギみそラーメンを注文。50F(約950円)。
 日本だったらとんだボッタクリ店だが、パン・ジャガイモ食の続いた後のラーメンは格別の美味しさだった。

 旅行中一番美味しかったのがネギみそラーメンとは・・・(笑)


☆言葉が通じる、ということ☆
パリ市の外れ(ホテルの近く)の夜景
 英語圏と違ってパリの街はフランス語であふれている(当然)。
 なんでも、「日本人にとってヨーロッパといえばフランス」といってもさほど過言ではないらしい。
 そのためか、英語でもある程度のコミュニケーションはとれるものの、やはり地下鉄に乗っているときといい、町中を歩いているときといい、何となく孤独感を感じることも多かった。

 で、夕食の後ホテルへと帰る途中、「今夜も飲みましょうか?」という事でワインと食料調達に立ち寄ったこぢんまりした商店。

 フランス人のおじさんが2人店番(1人は遊びに来てた?)していたのだが客は我々ツアーの日本人だけ。
 並んで会計を済ませていると、店員さん「謝謝」とお礼を言う。
あれ?中国人と間違われてる? そこで

 “I'm not Chinese. We are Japanese.”(中国人じゃないよ。日本人だよ。)というと、店員さん、
 “んー、日本語はよく知らないんだ”と言う。
 「どうもありがとう。」だよ。というと、店員さんも真似して
 “ども。ありがと。”と言ってくれる。
 「そうそう、Merci(メルスィ)ね。」
 ・・・で最後は「おやすみなさい。ボンニュイ。」
 とか言いながら別れました。んー、言葉が通じるって本当に大事。


十一日目に続く。
Homepage : http://www.ne.jp/asahi/eternal/delivery/index.htm