ヨーロッパ周遊・12001/03/04 12:00

"初日"
自宅→新東京国際空港(成田)→イギリス(GB)ロンドン

☆出国前夜☆
セント・ポール大聖堂前
 旅の前日は、いつも寝られない。
修学旅行の前日なんかもワクワクしてはやく寝なきゃ寝なきゃ・・・と思いつつ、結局朝方まで寝付けなくて、睡眠不足というパターン。
 何時になっても変わらないようで、今回も5:00am起床予定なのに寝たのは2:00am頃。睡眠不足。


☆成田へ☆
 私は今回が初の海外旅行。当然新東京国際空港のある成田へ行くのも初めて。
 日暮里から特急で空港を目指したものの、・・・遠い。遠すぎる。
 普段、羽田空港も遠いと思っていたが、それの比じゃなく遠い。
 でも周囲のみんな、大きなスーツケース抱えて心は成田空港より先に飛んでいるご様子。
 あ、みんな同じように眠そうでした(笑)


☆新東京国際空港☆
 ツアーのしおりに「出発2時間前には空港に集合して下さい。」と書いてある。そんなに早く着いても時間が余ってしょうがないだろう、と思っていたが、旅行シーズンでもないのに手荷物検査場はすごい人の列。
 ちょうど良い時間になりました。
どうやら、既に卒業旅行シーズンは到来しているらしい。


☆離陸☆
 出国審査も難無く終わって(当然?)いよいよ離陸。
国内線でもそうだが、飛行機離陸時のGがとても好き(変かな?)さあ、出発。
 ・・・飛行機はかなり大きかったけれど、成田の天気は雨。
上昇中かなり大きく揺れて怖かったっす(汗)。


☆機内☆
テムズ川
 成田→ロンドンHEATHROW(ヒースロー)空港まで直行便で12時間。
 その間、食事2回、間食1回、ドリンクサービス3回。
ファースト・ビジネスクラスの座席ならまだしも、エコノミーの新幹線並の座席に座ったままそんなに食事与えられても・・・。
 なんか、飼われているみたいな錯覚が(ーー;)

 でも、ビールは出るわ、ワインも飲めるわ、スッチーは綺麗だわ(ぉぃ)で、なんか至れり尽くせり。
 でも気圧が少し低いので、お酒は良く回るし足はむくんで、着く頃には脱いだ靴が履けなくなります。
 時差9時間の距離とはやっぱり遠いなぁ・・・。


☆海外の実感☆
 空港に降り立ってまず、「標識から空港内アナウンス、広告までみんな英語だぁ・・・」
 一番真っ先に海外を実感する瞬間だと思うけどどうだろう?


☆Cumberland Hotel(カンバーランドホテル)☆
カンバーランドホテル
 ロンドン到着後ホテルへ。
このホテル、結構良いところ(?)のホテル。交通の便は良いし(地下鉄/Underground(アンダーグラウンド)の駅の真上)、コンビニは目の前、ヨーロッパのホテルなのにポットまで備え付けてあるし。


☆でっかいバスタブ☆
 ヨーロッパのホテルのバスタブ、どこのも大きい。
風呂で溺れようものなら、そのまま風呂桶→棺桶になりそう。


☆ワン・デイ・パスで☆
ワン・デイ・パス/£4
 夕方から行動開始。何せ、明日は半日以上市内観光となるため時間がない。
 時差ボケもモノともせず、明日の観光予定には入っていないセント・ポール大聖堂(St-Paul's Cathedral)へ。
 さすが国教の聖堂だけあって、良くまあ建てたなぁというぐらい大きい。
 内部に入らせてもらうと、パイプオルガンの音が響き渡り、もうすぐミサが始まろうというところ。
 見てみたい気もしたが、テムズ川沿いを散策することに。
夕暮れのリバーサイドはいい感じでした。


☆中華丼(?)☆
 そろそろお腹も空いてきたので、ピカデリーサーカス(ロンドンの中心地)からチャイナタウンへ。
 中華のコース料理を出すお店が並ぶが、一人だと辛い。
結局小さなお店で、中華丼らしきモノを頼むことに。
 ・・・出てきた料理、米がインディカ米。一時日本の米が凶作だった年に輸入した細長い米。
 案の定パサパサして甘味が無く、うう・・・中華丼なのに、と泣けてきた。
 イギリス人のお口にはああいうのが合うんだろうか??


☆観察☆
 海外でとまどう習慣。チップ。この中華料理店でも、さあ、どおしたものか食事の最中から周りのお客さんを観察。
 ゆったりと夕食を楽しむ皆さん。・・・早く食べ終わってくれ~☆
 ・・・どうやら置いていかないでも良いみたい。一安心。


☆みんな英語☆
 入れそうな中華料理店を探し回ったため、すっかり地下鉄の駅が分からなく。
 店の店員が愛想が良さそうだったので、聞いてみることに。
"Excuse me. Where is the Underground station?"(すみません、地下鉄の駅は何処でしょう?)
 すると・・・「ああ。そこ出てすぐ右だよ。ほら見えない?“地下鉄”ってあそこに書いてあるだろ?」(多分)

 ・・・英語が通じた♪(^^
かなり嬉しい一瞬でした。


☆地下鉄☆
地下鉄のホーム
 ちょっと会話が出来たので上機嫌でホテル下の地下鉄駅を目指すものの、ガイドブックの地下鉄路線図で宿までもっとも近いと思われる駅のホームへ歩いていくと・・・誰もいない
 後ろを歩いていた二人連れの現地のお嬢さんも「あれ?」といった表情。
 「閉まってるみたいね・・・。」「うん。」と話し合っている。
なるほど。違う路線を乗り継いで帰ることにする。


二日目に続く。

ヨーロッパ周遊・22001/03/05 12:00

"2日目"
(午前)ロンドン市内観光→(午後)自由行動


☆不摂生は身を助ける?☆
セント・ポール大聖堂
 日頃、夜型な生活をしているせいか、心配した時差ボケもなく、目覚まし時計(外貨レート変換電卓と兼用。便利。)の音で目が覚める。
 時刻はモーニングコールの5分前。
寝起きに電話をとると絶対"Good morning."ではなくて「もしもし~?」と言ってしまいそうだから(笑)
 準備万端で電話に出たらテープではなくホテルの人がコールしていた。
 “おはようございます。”
 「おはよう。」
 “起きる時間ですよ。”
 「ありがとう。」
と、妙にしっかりした会話を交わす。
 きっと寝起きのいい人と思われたに違いない(笑)


☆オプショナルツアー不催行☆
"ヴィクトリア記念碑(バッキンガム宮殿)
 初日あれほど慌てて観光したのは、午後のフリータイムにオプショナルツアーの申し込みをしていたから。(希望しない人は自由行動となる。)
 午前中はツアーに元々組み込まれていた市内観光で潰れるし、明日にはロンドンを後にするという、忙しいスケジュール。
 ・・・だったのだが。

申し込みしていた午後のツアー、人数不足で不催行。

 半日フリータイムが出来てしまった。


☆ロンドン版はとバスツアー☆
 さて、午前中は当初の予定通りロンドン市内の名所をバスで観光。
 さしずめロンドン版はとバスツアーというところか。
途中、スケジュールには書いていないセント・ポール大聖堂もちょっとだけ写真撮影の時間あり。・・・うう、昨日来たってば(T_T


☆おお、ロンドンだ~☆
国会議事堂/ビック・ベン
 おそらく日本人がもっともロンドンらしいと思う風景は、国会議事堂(Big Ben/ビッグ・ベン)ではないだろうか。
 その他、バッキンガム宮殿、ロンドン塔などを見て回る。
どこも観光客で賑わっているのは、それだけこの街が有名な観光地でもあるということだろう。
 残念ながら、衛兵交代式はお休みの日で見られなかった。
・・・交代しないんだろうか?(そんなわけねー。)


☆ファーストフード的名物料理☆
 この日のお昼はロンドンの名物料理(?)フィッシュ&チップスだった。
 なんていうか、マクドナルドのフィレオフィッシュとモスバーガーのポテト只今地域限定100%増量中・・・という感じ。
 ちょっと量が多いなぁ、と思いつつ食べてしまったところにデザート。
 アップルタルト(?)のようなのだが、一言で言うと大味。
周囲を見た限り、このデザート完食出来た人は誰もいませんでした。
 店は繁盛していたようなので、きっと現地の人には美味しいのでしょう。


☆はじめてのおつかい in ロンドン(嘘)☆
Windsor & E riv駅
 午後、フリーになった。皆さんHarrods(ハロッズ・有名なデパート)でお買い物とか、大英博物館に、と予定がたっているらしい。
 Deliveryはオプショナルツアーでウィンザー城に行くはずだったんだが。
 ひとまず、車窓からしか見れなかったピカデリーサーカス→トラファルガー広場→ウエストミンスター寺院を歩いて攻める。
 バスだとすぐだが、歩くとちょっと距離があった(汗)

 さて、2:30pm。どうしたもんかなぁ・・・。

 で、ガイドブックを見ると、ウィンザー城の案内に「ロンドン市内より列車で約50分」とある。
 じゃあ、行ってみよう。(ぉぃ)

ウィンザー行きの電車が出ているというWaterloo(ウォータールー)駅へ。
 この駅、イギリス←→フランスを結ぶ電車ユーロスターの発着駅。
 駅自体広くて、どこから電車が出ているのかさっぱり??
はじめてのおつかいをする子供のように、窓口で
 「ウィンザーまで行きたいんですけど?」
 「どこから電車出ますか?」
 「往復切符いくらですか?」
と、質問しまくる。通じたから良いけど。


☆緊張の50分☆
 2:58pm発の電車に乗って、ホッと一息・・・できない。
知らない土地で乗る電車。分かるのは目的地の駅名だけ。
 乗り過ごそうものなら、返ってこれなさそうな危機感。
(実際はWindsor & E riv駅は終点だったのだが。)


☆やばい・・・かも。☆
ウィンザー城
 車中、する事もないので、ガイドブックを読んでいると、
「ウィンザー城、冬季は最終入場4:00pmまで。」
 なんですとー!?駅に着いたら既に3:45pm。
幸い降りてすぐに城が見える。・・・が、入口まで遠い(笑)
 やっと入口に着くと、既に係員のおじさんが戸締まりを始めてる。
 「入っていい?」と聞くと
 “走って回るんだよ。”と言う返事。セーフ。
慌てて中に入るとカウンターにいたお姉さん方に何か言われる。

 後から考えると
 “城内の一部はもう閉まっちゃってるし、城全体も5:00pmには閉まるわよ?明日にしたら?”

 と言ったようなのだが、前半だけを聞いて、『ああ、もう入れないのか』と勘違いして入口まで引き返す。
 と・・・先ほどのおじさんが不思議な顔をしている。
思い切ってカウンターへ引き返すと
 “やっぱり入る?じゃあ£11。急いでね。”と言われる。
所詮私の英語力なんてこんなもん・・・。


☆まだ4:00ちょっと過ぎなのに・・・☆
 チケットを買った次の部屋は空港の手荷物検査場並のセキュリティーチェック。さすが、英国王室の居城。
 そこでもチェックする係員に“急いでね。”と言われる。
早足で城内を歩いていると、外套を着た警備のおばさんにも、“そっちはダメよ!ここを下って。早く!”と言われる。忙しい。
 更に城内にある教会の神父さんにまで(汗)
みなさん綺麗な英語で、でも有無を言わせない威圧感があるんですよ。

 教訓:時間には余裕をもって。


☆ロンドンの地下鉄☆
ハロッズ
 なんとかウィンザー城も見て引き返す。今度はちょっと余裕あり(笑)
 ロンドン市内に戻って、ちょっとだけHarrodsを覗いて一旦宿に帰ることに。
 この路線に乗り換えれば宿まであと一駅、というところで、人集り。
 どうやら、この線は火災(?)でストップしているらしい。
ロンドンの地下鉄は良く止まる、とツアーガイドさんから聞いていたモノの、前日といい本当によく止まる。結局ホテルまでの1区間分歩くことに。

 ロンドンの地下鉄は、Deliveryが乗った感じでは結構安全で移動にも便利。
 ただ、車内にはあちこちにゴミとか新聞とかが落ちていて綺麗じゃなかった。
 ロンドンのバス(2階建ての赤いヤツ)は路線がたくさんあって複雑なので、車窓からの風景を楽しむのでなければ地下鉄はオススメです。


三日目に続く。

ヨーロッパ周遊・32001/03/06 12:00

"3日目"
ロンドン→イタリア(ローマ)→ヴァティカン市国

☆麗しきロンドンの街を後に☆
機内よりアルプスの山々が見える
 今回のツアーは言うなれば、「欧羅巴幕の内弁当的旅行」。
各国の美味しいところをちょっとずつつまみ食いしようというツアー。
 慌ただしく次の訪問国へ。
ロンドン→ローマ・フィウミチーノ(レオナルド・ダ・ヴィンチ空港)はアリタリア航空で2時間30分程。
 機内の案内はイタリア語と英語。訳分からない。
きっと「当機はただ今墜落しております。」とか言っても分からないんだろうなぁ(笑)。 


☆ヴァティカン市国へ☆
 ローマ到着後すぐにバスにて市内観光・・・のはずが、空港から乗ったバスはキリスト大聖年(2000年)の交通規制で市内には入れないらしい。
 まだ真新しいヴァティカンの地下駐車場で下車し公共交通機関で観光。


世界で一番小さな独立国
サン・ピエトロ大聖堂
 世界最大の教会でカトリックの総本山、サンピエトロ大聖堂のあるヴァティカンは世界最小の独立国の中にある。
 聖堂に向かうサンピエトロ広場へ一歩踏み出すと国境を越えたことになる。
 別にパスポートが必要なわけでもなく、入国審査も無い。
だったら、別に独立国にすること無いじゃない・・・と思うのだが、別の国にしても誰にも文句を言わせないところが世界一の教徒を持つキリスト教の凄さ・・・かも知れない。


☆サン・ピエトロ大聖堂☆
 っ!・・・・・・・。
想像以上に大きいです。大きすぎて圧倒されるというか。
 まあ、聖堂内に6万人が収容できるそうなので・・・。
昨年は観光客と巡礼者で表の広場から聖堂内まで人でうまっていたらしい。
 あまり想像したくない。


☆衛兵☆
ヴァティカンの衛兵
 大聖堂はじめ、ヴァティカンを守る衛兵はスイス人だという。
現在はEUに加盟せず、永世中立の立場を貫いているスイス人が外国で衛兵にというのはちょっと意外。


☆トレヴィの泉☆
トレヴィの泉
 ローマで観光といったらここは外せない。
ところで“トレヴィ”って何?と思ったら、三叉路のことらしい。
 確かに、泉の前には三叉路がある。・・・そんなんでええんか?

 ここは、あまり治安がよろしくないようで、スリが多いらしい。
荷物に注意しながら、お約束のコイン投げ、やってきました。
 後ろ向きにコインを一回投げるとローマ再訪がかなう・・というのは定説。
 じゃあ2回以上投げたら? 諸説あるらしいが、現地ガイドさんの説明だと
 2回・・・ローマで恋人ができる。
 3回・・・ローマで結婚ができる。
 4回・・・ローマで離婚ができる。
とか。Deliveryはとりあえず、2回(笑)

 今回のツアーご夫婦での参加者も多かったみたいだが・・・何回投げたか、ちょっと気になる(笑)


☆ジェラート☆
 「ローマの休日」という映画でオードリー・ヘプバーンがスペイン広場でジェラートを食べる、というシーンがある(らしい。)
 スペイン広場は現在は飲食禁止。
 じゃあ、ジェラテリアの多いトレヴィの泉で食べましょう。ということでみんなでジェラートタイム。
 5,000リラ(約350円)。どうもリラは他の通貨に比べてお金の感覚が変。
 チョコのジェラート食べましたが、とっても美味しかったです。


☆JOLLY HOTEL MIDAS(ジョリーホテル)☆
ホテルのテラスより
 ローマ市街から車で20分ほど離れた郊外に今回のホテルはあった。
 唯一交通の便が悪いことを除けば、かなり良いホテル。
部屋にテラスはついてるし、プールはあるし、夕食時はなんとピアノの生演奏までついている。
 曲目に「荒城の月」があったりして、ちょっと嬉しかった。
パスタもたいへん美味しゅうございました。


四日目に続く。

ヨーロッパ周遊・42001/03/07 12:00

"4日目"
(午前)ヴァティカン美術館観光→(午後)ローマ半日フリータイム

☆終日自由行動☆
Melozzo da Forli:音楽を奏でる天使(1480年)
 ローマで終日自由行動の日。
オプションで、ナポリ・ポンペイ一日観光とかヴァティカン美術館半日観光等のツアーがある。

 ナポリ辺りは天気が良ければすごく綺麗だ、と言うことだったが、当初の目的(雑誌で大聖年のヴァティカン特集を見たのが私の今回の旅行の発端)である、ヴァティカンをもうちょっと見てみることにする。

 今回はツアーも催行になって、日本語のガイド付で美術館の主要な展示を見て回るも・・・あまりにも所蔵品が多すぎて、だんだん感覚が麻痺する
 どんなに美味しい料理もお腹いっぱいだと食べられないもの。
 これだけ美術芸術品を集めてしまうと、それぞれの有難味が失せてしまう。
 ある意味究極の贅沢な美術館かも。


☆シスターの修学旅行☆
 海外で日本の制服を見ると一瞬で日本人学生だと分かってしまいますが、美術館でも熱心に美術品を見ているお揃いの服を着た団体が。
 よく見ると、修道女さんの団体、ガイド付き。修学旅行?
 敬虔なカトリック信者は一生のうち一度はヴァティカンを訪れたい・・・と思うそうである。
 彼女らには、これ以上ない聖地でもあり、学びの場所なんだろうなぁ。


☆ローマの休日☆
スペイン広場
 午後はフリータイム。ひとまず解散場所の近く、スペイン広場へ。
 ただの広場・・・なのだが、いろんな国の人が広場の階段に座って思い思いに会話を楽しんだり、一休みしたりしている。
 なんかいい感じ。
Deliveryも座って午後の観光の予定を立てることにする。


☆カフェ・グレコでお茶を☆
 スペイン広場のすぐ側に1760年創業のカフェがあるという。
詩人ゲーテの他、ショパン、アンデルセン等の芸術家がお客として訪れた。

 ところで、Deliveryが知っているコーヒーの種類といったら、アメリカン・カフェオレ・カプチーノ・エスプレッソぐらい。
 『ここまで来て、アメリカンはねーよなぁ』ということでカプチーノにする。(そもそもアメリカンがメニューにあるのだろうか?)
 出てきたカプチーノ、本当に美味しかった。

 この後夕食時に入ったトラットリーア(レストランの庶民派版)でもカプチーノ注文しましたが、そこも美味。
 イタリア食は日本人の口に会っているのかも。

 飲みながらすばらしい詩を思いついたり・・・することは無かったケド。


☆ローマの地下鉄☆
 ローマ市内を走る地下鉄はA線とB線の2つしかない。
ロンドンのように路線で迷わなくて良いなぁ・・・と電車を待つ。・・・・・。来た電車のどの車両も全面落書き。
 この日数回乗ったが、全てそうでした。ここまで落書きしてあると、逆に・・・いつ描いたんだろう?とか余計なこと思ったりします。


カモられる!?
写真は良い思い出になりました(笑)
 ローマは治安が悪い悪い、と言い聞かされていたモノのたいした危険もなくコロッセオに無事たどり着く。
 なんだか大丈夫そうだなぁ、と気を抜いたとたん、コロッセオの前でこういう格好(古代の兵士姿)をした方々の「写真一緒にとりませんか?」という誘いに乗ってしまう。
 ・・・で、撮影が終わったら当然の如くチップを要求される。
まあ、観光客で賑わっていて、安いチップ代だけで済んだから良かったが、気軽に誘いに乗ってはいけない、と再度心を引き締める。


☆コロッセオにて☆
コロッセオ内部
 遙か昔、剣闘士たちが生と死をかけた戦いを繰り広げ、5万人の観客が熱狂した一大娯楽施設。
 最近になって中央に橋が架けられて、地下部分を真上から見れるようになってます。
 観光ガイドを読むと、この橋の部分に当時は板張りの舞台があり、戦いの血を吸いやすいように砂がまかれていた・・・とある。
 この橋も板張りで、砂がまいてあった。
 ・・・わざと?


フォロ・ロマーノで迷子?
パラティーノの丘
 コロッセオ横の凱旋門(コンスタンティヌスの凱旋門)を見た後、古代ローマ帝国の政治・経済・宗教の中心であったフォロ・ロマーノへ。
 ガイドブックに「オススメの観光ルート」なんてのが載っていたが、いっこうにそれらしい風景が見えないし、人気も少ない。
 どうも、裏門の様なところから入場したらしく、パラティーノの丘と呼ばれる辺りをさまよっていたらしいが、コースも出口すらも分からず、迷子に。
 やっとの事でフォロ・ロマーノといわれる辺りへ降りてきたときは既に歩き疲れてヘトヘトでした。
カストーレとポルーチェの神殿跡


☆食生活☆
 旅先で困るのが食事。世界中どこにでもあるマクドナルド(本当に今回旅した全ての国で見かけた)は、ちょうど狂牛病が騒がれていたので敬遠。
 多くの店の店先にイタリア語でメニューと金額が張り出されているものの数字は読めても食事の内容が分からない。
 随分と歩き回っていると、写真付きでナポリタンを出している店を発見。
 ちょうど店員が店先に出てきて、いかがですか?といっている様なので怖々入ることにする。

 ビールを注文し、店先で覚えた"Spaghetti al Pomodoro"(ナポリタン)を注文すると、さほど高級そうでないお店なのにコース料理のように、ミックスサラダやパンも出てくる。・・・量多し。
 その上、“デザートにケーキはどうだい?美味しいのがあるよ。(多分)”
 とか言われたが、「お腹いっぱいです。」をジェスチャーで(笑)表現して、カプチーノだけ頂くことに。

 トータル38,500リラ(2,700円位)也。高い・・・。

 どこのホテルも朝食はパンとフレークとフルーツにコーヒーという質素なもので、こちらだとこれが普通らしい。・・・が、昼食・夕食になるとコース料理の様に豪華で量が多い。
 なんか、西洋人の体格が大きいのが分かる気がした。 


☆ビバ・ジャパニメーション☆
 イタリアのホテルでテレビをつけると、おー?どこかで見たような絵が。
 ちょっと見ただけでも、らんま1/2、シティ・ハンター、つり吉三平(笑)
 旅行中見た邦画は、どれも日本を誤解されそうなモノばかりだった(京都の遊郭の話とか酷いのばかり。)ので、アニメの方がまし?
 しかし、朝からつり吉三平とはイタリア人釣り好きなんだろうか?


五日目に続く。

ヨーロッパ周遊・52001/03/08 12:00

"5日目"
ローマ→ドイツ(フランクフルト)→ハイデルベルク


☆ドイツへ☆
ハイデルベルクの街並
 早くもイタリアを後に、ドイツはフランクフルトへ飛行機で移動。また、アリタリア航空である。
 今回の客室乗務員、。しかも、あんまり態度良くない。
これに比べるとJALのスッチーは天使のよう。(言い過ぎ?)


☆何となく落ち着く☆
 ドイツに来て、何となく落ち着いた感じを覚える。
旅行中もっとも治安の悪い、といわれたローマを後にしたこともあるし、ドイツ人(ゲルマン民族)の顔つきもどこかラテン民族とは違う親近感を覚える。


☆ドイツの食事☆
 Q:ドイツの食事でもっとも一般的なものはなにか?
 A:じゃがいも
どうも、ドイツ人にとって、日本人の米に当たるのが、ジャガイモらしい。
 ほんのり甘味があって美味しいのだが、毎食出てくると、またか、と思う。


☆バス旅行の始まり☆
 これより8日目スイス、ジュネーブまで主にバスでの移動となる。自由行動が無く、自分の足で歩かない分、街での発見も少ない。
 これまでに比べると日記が簡素かも。


☆ハイデルベルク城☆
町中から見るハイデルベルク城
 小高い丘の上に建つハイデルベルク城。
前日までローマ帝国の夢の跡を見てきた。この城も古城ではあるが、丘の上ということもあり、鳥の囀りがきこえるほど静かだ。
 ローマの遺跡のように乾いた感じのしない、趣のある城だった。


☆権力の証☆
ハイデルベルク城
 日本では昔、租税、年貢というと米等の穀物で納めた。
この辺りはワインで納めたらしい。
 このハイデルベルク城には納められたワインを貯めておく樽が残っている。
 横倒しになっている樽の上に行くには階段を上らねばなりません。
 樽の上はちょっとしたステージとも言えなくもなく・・・。
 これを満たすワインを集められる、ということだけで城主の権力の程がうかがえる。


☆アルテブリュッケ☆
アルテブリュッケ
 「古い橋」という意味らしい。そのままや。
でも、ゆったりと流れるネッカー川(ライン川へ続く支流)にかかる橋は鋼鉄の橋にない風格が感じられる。


☆アストロンホテル☆
 本日の宿は・・・バスタブがない・・・。(シャワーはある。)
日本人の感覚だと「なに~ぃ!風呂もないのか!?」と思うが、それほど驚くことでもないらしい。うーん、旅の疲れは何処へやろう。


☆ドイツ風☆
 近くにレストランが無いということで、ホテルのレストランへ。
ドイツの方々はカウンターでビール片手にウィンナーを食べながら談笑。

 Deliveryは奥のテーブル席に着くことにする。

ビールを飲み、ジャガイモを食べながら、話に花を咲かせている彼らを横目に黙々と食事していると、同じツアーの人が数名やってくる。

 こちらも負けじと(?)日本語で談笑。

 はじめはテーブルで食事をしていたドイツ人も、食事が終わると自分のグラスを持ってカウンターの周りに集まってきて大騒ぎになっている。

 ・・・騒ぎ負けたって感じ?


六日目に続く。
Homepage : http://www.ne.jp/asahi/eternal/delivery/index.htm